”テントと共に旅をしてみよう”では、簡単テントの建て方と オーストラリア・ニュージーランド・USAの各キャンプ場の特徴について紹介した”自然に囲まれキャンプしてみよう”と、 海外でレンタカーを借りる手順と注意事項などを紹介した”レンタカーにチャレンジ”というふたつのコンテンツ をお届けします。
キャンプというと、「面倒くさい!」と思うかも人もいるかもしれない。
軍手をはめて、火をおこして、灰をかぶって、蚊に刺されて…。
最近はアウトドアが流行っているので、雑誌でいろんなアウトドアグッズが紹介されている。
これらの雑誌はキャンプを促進する目的でグッズの特集を組んでいるのだろうが、
逆に道具をいろいろ揃えないとキャンプなんてできないんじゃないかと不安にもなる。
日本でキャンプというと、自然を愛するアウトドア玄人向けのイメージがあり、まだまだ敷居が高いように思う。
私達も普段はキャンプなんてしたことがなかったので、最初はちょっと不安だった。
でも、オーストラリアでテントを一つ購入してキャンプを始めてみると、その手軽さと快適さにびっくり。
よっぽど小さな町に行かない限り、キャンプ場は至るところにあるし、施設も充実している。
温水シャワー、洗濯機、インターネット(Wifi)が完備され、キッチンにはコンロや冷蔵庫もある。
オーストラリアの次に訪れたニュージーランドにも、キャンプ場は至るところにあり、設備が整っていた。
空港やインフォメーションセンターに行けばキャンプ場一覧が掲載された冊子も無料で手に入り、キャンプ場の利用方法はオーストラリアと変わらなかった。
でも、その調子でアメリカに入国すると、勝手が違い戸惑った。
まず、アメリカのキャンプ場は大きく分けて私立と公立があるのだが、
公立のキャンプ場は事前に許可を得ないと利用できない場合が多い。
そして、概して私立も公立も設備が乏しい。
キッチンに料理器具が揃っていることはまずないし、料理するには自分で薪を用意して火をおこすことから始めなければならない。
ふわふわの芝生がマット代わりになったオーストラリアやニュージーランドのキャンプ場と違い、アメリカのキャンプ場は砂がむき出しの事が多く、
マットを持参しないと背中が痛くて寝にくい。
そういう訳で、アメリカでキャンプをする場合は自分でいろいろ用具を持っていけば快適に過ごせる。
火を起こしたり、テントをじっくり設営したりといったキャンプ自体を楽しみたい人には、アメリカのキャンプ場の方が楽しめるかもしれない。
いずれにしても、テントを張るのにさえ慣れてしまえば、キャンプは経済的で快適。
満天の星空を眺めたり、鳥の声を聞きながら朝食を食べたりと、大自然の中で都会では経験できないような充実した時間が流れる。
キャンプ場での過ごし方は人によって様々。日中は観光で外出し、ご飯は手軽に外食で済ませ、寝るときだけキャンプ場に戻ってテント泊という人もいるし、逆に、一日中キャンプ場で過ごし、
キャンプ場近くの海や川で魚を釣ってそれを夕食にするという人もいる。
自分の目的に合わせて様々な用途で利用すればいいのだ。
普段殆どキャンプをした事がない人も、新しい旅のスタイルとして、キャンプを選択肢に入れてみてはどうだろう。
自然に囲まれたシンプルな空間がどれほど心地よいかを実感するはずだ。
テント1つで、満天の星空に囲まれて寝てみませんか?
テントを建てたことが無くても大丈夫。5分もあれば、テントは完成!
*一般的な2人用テントの建て方です
- キャンプ場リストが掲載された無料の冊子は町のインフォメーション等で手に入れよう
- コインランドリーがあるキャンプ場は洗濯も楽だ
- 設備の充実したキッチン
- テニスコートや公園が併設されている事もある
<どこにあるか?>
中~大規模な町なら必ずといって良いほどキャンプ場がある。空港や町のインフォメーションセンターにキャンプ場リストが掲載された小冊子が置いてあるので、もらっておくととても便利。
<設備>
どのキャンプ場も、トイレ、テレビルーム、コインランドリー、温水シャワー、プール、キッチン、小さな売店等の施設が充実している。
キッチンには熱湯の蛇口もしくは湯沸かし器、電子レンジ、冷蔵庫、食パン焼き器等が完備されている場合が多いが、鍋や皿などの調理器具や食器類は持参した方がいい。
家族向けのキャンプ場にはトランポリン、ブランコ、テニスコート等も設置されている。
テントサイトの地面には芝が植えられていることが多い。
オーストラリアのキャンプ場の検索・予約は、以下のサイトが便利。
- オーストラリアのキャンプ協会 全豪のキャンプ協会に加盟しているキャンプ場を検索できる
- BIG4 全豪に160以上のキャンプ場を持つ私営のキャンプ会社
私たちのオーストラリア・ドライブ&テントの旅日記、
西オーストラリア編はこちら
タスマニア編はこちら
- キャンプ場リストが載っている無料の冊子
- キャンプ場に温泉が併設されている事もある
- ファミリー向けのキャンプ場は遊具も充実している
- 緑豊かなロトルアのキャンプ場
<どこにあるか?/設備>
オーストラリアのキャンプ場と同じく、至る所にあり、施設も同じく充実している。
空港や町のインフォメーションセンターには、キャンプ場リストが掲載された小冊子が置いてあるので、手に入れておくと便利。
ニュージーランドのキャンプ場の検索・予約は、以下のサイトが便利。
- New Zealand Holiday Parks キャンプ協会に加盟しているキャンプ場を検索できる
- KIWI HOLIDAY PARKS ニュージーランドに50以上のキャンプ場を持つ私営の会社。飛べない国鳥、キウィがロゴマーク
- TOP10 HOLIDAY PARKS 25年以上の歴史を持つ私営の会社。ニュージーランドに48のキャンプ場を展開する。オーストラリアのBIG4と同系列
私たちのニュージーランド・ドライブ&テントの旅日記、
北ニュージーランド編はこちら
- フライパン一つでキャンプご飯のできあがり
- ビーチが目の前のハワイ島のキャンプ場
- 海が近いキャンプ場は泳ぐのに最適だが、夜は強風に注意
- 地盤が固く、ベグが打ちにくい事も多い
合衆国のキャンプ場は、大きく分けて公立と私立がある。
<公立>
公立の場合は、国立公園内やビーチ等に設置されており、安いが、事前申請が必要な場合がある。申請はインターネットでも可能だが、インターネットの場合はわずかに手数料がかかる。人気の国立公園内にあるキャンプ場はすぐいっぱいになるので、早めの予約がお勧め。
施設は、トイレ以外は何もないと思った方がいい。
火を焚くための囲いはあるので、薪を前もって購入しておけば暖を取ったり、バーベキューを楽しんだりできる。
テントサイトの地面は固い地盤のままであることが多いので、寝袋の下にひくマットは持参した方がいい。
<私立>
私立の場合は、人気の観光地やピークシーズンは事前に予約した方がいいが、それ以外は突然行っても泊まれる事が多い。
基本的に設備がトイレのみというのは公立と変わらないが、キャンプ場によってはトイレ以外に食堂、土産物屋、インターネット、シャワー、プール、卓球台等のレクリエーションが揃っている場合もある。
キッチンはあっても、炊事場程度の最低限の設備しかない事が多く、料理をしたい場合は火をおこすことを念頭に献立を考えるといいだろう。
合衆国のキャンプ場の検索・予約は、以下のサイトが便利。
- 合衆国キャンプ協会 キャンプ協会に加盟しているキャンプ場を検索できる
- Reserve America 地名や地図からキャンプ場を検索、予約できて便利
- National Park Service 全米の国立公園のウェブサイト。各国立公園内にキャンプ場があるかどうかチェックできる
- KOA 私営のキャンプ場。値段は高めだけど、清潔で設備がしっかりしている。殆どのキャンプ場でWiFiが使えるのがありがたい。主要観光地の近くにあるが、観光地の中ではなく、なぜか15kmくらい離れた郊外にある事が多い
- US FOREST PARK ナショナルフォレストのキャンプ場の予約ができる
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この特集には、2つのコンテンツがあります。
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